【資料概要】
日本におけるMID(モバイルインターネット端末)市場は、チップセットの小型化・省電力化が進みつつある2008年から市場が形成しはじめ、90万台の規模になると見られます。そして、2012年には約530万台に達し、急激な成長が見込まれます。また、スマートフォンとMIDを合わせた市場が2012年には1,800万台を超え、スマートフォンとMID端末が端末市場全体の約40%を占めると予想されます。
本レポートでは、このような市場予測の背景と、現在日本市場でMIDが拡大しうる主要要因、及び、障害要因を中心に分析をしています。また、これらを分析した結果に基づき、2012年までの市場成長についての予測を行いました。これに加えて、現在販売されている端末、及び、チップセットメーカーの戦略も合わせて分析しました。
【エグセクティブサマリー】
日本におけるスマートフォン市場は、2007年から本格的な成長期に入り、UMPC型の端末も市場に続々と出回り始めています。現在、移動体通信市場全体が飽和状態にある中で、このような新端末の登場は、新規市場の開拓というより、むしろ多様なユーザーニーズに対応する端末の開発や販売が進行していることを意味しています。
最近では、チップメーカーであるインテルが中心となり、MID(Mobile Internet Device)端末市場を新たに創出するため、各プレイヤーの活発な動きが見られます。と同時に、UMPCを中心に低消費電力チップセットを搭載した端末が、市場に次々と投入されている状況です。
ここで、ROA Groupは、MIDを下記のように定義し、市場予測を行いました。
1.Mobility:MIDはスマートフォンの特性の中で、In-Pocket Size、及び、Mobileという定義を満たさなければならない。
2.Always-On:既存の小型ノート・パソコン、またはUMPCとの差別化のためには、少なくとも24時間以上の使用時間を満たすバッテリー寿命、及び、常に基地局と通信可能なAlways-On機能を満たさねばならないであろう。多様なアプリケーションと、重いOSを動作させるためには、自然とバッテリー寿命が短くなることから、Always-Onを満たす真のMIDの登場には、まだ少々時間がかかると見られる。また、今後基地局と継続的なデータ通信が必要となるアプリケーション(例えば、メッセンジャー、プッシュ型情報サービスなど)が徐々に増えると見られ、MIDの中心的な機能を実装するためには、解決しなければならない課題がまだ多く残っていると考えられる。
3.Embedded 3G+:モビリティを満たすことと同時に、FWA技術との差別化のためには、3G+のセルラーチップ搭載が必要となるであろう。今後、モバイルWiMAX市場が活性化すれば、音声はVoIPでカバーされると同時に、モバイルブロードバンドを実現する製品の登場も見込まれる。
4.Display Size:現在外見的には、ディスプレイサイズが最も差別化しやすい要素と見られる。サイズにおいては3.5インチ以上と定義する。
5.Full Browsing:フルブラウザは、基本的に搭載必須機能であろう。しかし、これはスマートフォンやUMPCにおいても同様に今後のトレンドとなると見られるため、大きな差別化要素にはなりにくいであろう。
[図] 日本スマートフォン市場、及び、MID市場の成長予測(2008〜2012年)

Source : ROA Group
今後チップセットの小型化・省電力化が進むにつれて、MID市場に関しては2008年から市場が形成しはじめ、90万台の市場規模になると見られます。また、2012年には約530万台に達し、急激な成長が見込まれます。
また、スマートフォンとMIDを合わせた市場が2012年には1,800万台を超え、スマートフォンとMID端末が端末市場全体の約40%を占めると予想されます。
本レポートでは、このような市場予測の背景と、現在日本市場でMID端末が拡大しうる主要要因、及び、障害要因を中心に分析しました。また、これらを分析した結果に基づき、2012年までの市場成長についての予測を行いました。これに加えて、現在販売されている端末分析、及び、チップセットメーカーの戦略も合わせて分析しました。
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