| 本レポートでは、最近注目を集めているモバイルSNS市場について、各プレイヤーの動向を分析しました。また、今後の国内SNS市場規模をインターネットおよびモバイルインターネット契約者数も合わせて予測しました。
Web2.0時代に突入し、ユーザー参加型のインターネットサービスが続々と登場する中で、CGM(Consumer
Generated Media)と呼ばれるサービスが人気を集めています。具体的には、写真や動画を公開する「映像系CGM」、クチコミや日記、ユーザーレビューなどを公開する「テキスト系CGM」、ゲームコンテンツをベースとしたユーザー参加型の「コンテンツ系CGM」などに区分されます。その中で最も注目を集めているのが「SNS(Social
Networking Service)」と言われるインターネットサービスです。
世界的にSNSブームが巻き起こったのは、2002年に米国でスタートしたFriendsterからです。サービス初期の時点では、収益源が把握されていませんでしたが、SNSのユーザー数が急激に拡大し、インターネットメディアとして注目を集めている現在では、SNSはもはやインターネット広告収入の大半を占め、インターネット事業の基盤として定着しつつあると考えらます。ROA
Groupでは、今後のSNS市場をインターネット利用者数とともに成長予測を行いました。
[図]インターネットおよびモバイルインターネット契約者数とSNS利用者数の予測(2007〜2012年)

source: 総務省、TCA、ROA Group Analysis
<Assumption>
1. 対象SNS事業者:ROA Groupが調査を行ったSNS事業者の中からトップ30社を選定し、対象としました。
2. 一人のユーザーが複数のSNSに登録・利用することが頻繁に行われているため、一人のユーザーが複数のSNSに登録していることを前提といたします。
今後インターネット利用者数は頭打ちとなる一方で、モバイルインターネットとSNS利用者数においては今後も上昇傾向を示すと見られます。特にSNS利用者数においては2012年には7000万人に達すると予想されます。
2006年2月にスタートした「モバゲータウン」は、モバイルでの独立したSNSサービス、及び、無料モバイルゲームという特徴を備えてモバイル
SNS時代の幕を開けることとなりました。その当時「mixi」と「GREE」も同様にモバイルSNSサービスを提供していたものの、初期段階ではモバイル独自のサービスは提供してはいませんでした。パソコン向けSNSのコンテンツが、モバイルSNSに次々と投入される中で、モバイルのページビューがパソコンのページビューを超えるなどPCとモバイルの逆転現象が起こっています。
2007年からはモバイルSNS市場に幅広いサービスが投入され、その中にはモバゲータウンと類似したサービスに加え、携帯の特性を生かしたゲーム基盤のモバイルSNS、また、イラストやファッションなどの特徴を備えたサービスなども登場しています。これらにポータルサービスのようなコンテンツも追加され、モバイルSNSのポータルサービス化へ進む傾向が見られつつあります。
モバイルからインターネットにアクセスしやすくなり、携帯が人間に欠かせないメディアに発展するに従い、コミュニティーやゲームだけではなく日常生活に欠かせない情報も得ることができます。これがユーザーの生活と密着した今後のモバイルSNSの姿となるでしょう。
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