エグゼクティブサマリー
今までPHSサービスのウィルコムが日本国内モバイルブロードバンドサービス市場を開拓してきましたが、2008年に入りイー・モバイルが3Gネットワークを備えて一気に攻勢をかけてきました。また、2009年からはWiMAX商用サービスをスタートさせるUQコミュニケーションズと、WILLCOM
COREサービスで起死回生を狙うウィルコムがともに同市場に参入する形となるため、さらなる激しい顧客獲得競争が繰り広げられると予想されます。
モバイルブロードバンドの速度についての明確な定義はまだありませんが、ROA Groupではモバイルブロードバンドサービス(以下、MBS)を下り1Mbps、上り200Kbps以上の速度を提供する移動型無線ブロードバンド接続サービスと定義いたします。ここでは3Gネットワークデータ通信であっても、PCのインターネット接続サービスをサポートしない通常の携帯向けパケット通信サービスは除外しました。なぜならこのレポートの趣旨は、潜在的なMBS市場を取り上げ、市場分析を行うことを目的としているためです。したがって本レポートでは、MBSを携帯電話機自体へのデータ通信を除くHSDPA(CDMA
EV-DO Rev.Aを含む)データ通信サービス、及び、2009年にサービス開始予定であるモバイルWiMAXとNext
Generation PHS(NGPHS)と定義し、話を進めることといたします。
[図]モバイルブロードバンドサービス市場の定義
![[図]モバイルブロードバンドサービス市場の定義](http://shop.ns-research.jp/img4/roa090324-1.GIF)
Source:ROA Group
本レポートでは、モバイルブロードバンドサービスの成長要因を「技術的な進化」、「消費者のニーズ」、「政策的な要因」、「戦略的な観点」からPositive/Negative
Factorを設定すると共に、韓国WiBro市場のベンチマーキングを基に3Gネットワーク、モバイルWiMAX、WILLCOM
COREの成長予測を行いました。
モバイルブロードバンドサービス全体の市場規模は、2009年の270万件から年平均増加率40%のレベルで成長を続け、2013年には1,000万件を突破すると予想されます。
[図]モバイルブロードバンドサービス市場予測(2009〜2013年)
![[図]モバイルブロードバンドサービス市場予測(2009〜2013年)](http://shop.ns-research.jp/img4/roa090324-2.GIF)
Source :ROA Group
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