◇2008年の国内市場規模は推定560億円
本調査対象の事業者の動向をベースに、2008年のデジタルサイネージ市場規模を推定すると、
・ハードウエア(表示装置・サーバー・プレーヤーなど) +通信回線費用+配信ソフトウエア=311億円
・表示コンテンツ(ニュース・天気予報などの情報料、広告費、販売促進費など)=248億円
合計で約560億円と推定されます。
◇有望分野は「広告・販促」、課題は広告・販促効果の検証
デジタルサイネージ市場は、ここ数年30〜50%の成長をしており、従来のテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットに次ぐ新しい広告媒体として期待されています。
これは、デジタルサイネージが顧客セグメントにあった広告をタイムリーに露出でき、顧客を「リアル」に捉えることができるためで、今後、その効果が認識されるようになれば既存のアナログ看板・ポスター・POPなどをリプレースする可能性があります。
だが、デジタルサイネージが広告媒体として認知されるためには、広告効果を測定しその効用を示さなくてはなりません。そのためには以下の課題があります。
・広告効果の測定方法の確立と効果指標作り
・販促の観点から購買との相関の検証と効果指標作り
・効果指標の業界標準化
◇2015年には1兆円市場に成長する可能性も
デジタルサイネージビジネスで最も期待されているのが広告・販促分野であるが、媒体価値が認知されて、広告・販促媒体として順調に成長した場合、その市場規模はどの程度になるかを試算しました。
その結果、2015年にはデジタルサイネージ市場全体で1兆円を超える可能性もあることがわかりました。
2008年時点ではハードウエア・回線費用・配信ソフトなどのハードウエア系の比率が高いが、2011年にはこの比率が逆転。2015年には市場全体の約
60%がコンテンツ・広告・販促などのソフト系、40%がハードウエア・回線費用・配信ソフトなどのハードウエア系になると推定されます。
◇調査対象
・デジタルサイネージ事業者・設置者
(独)国立科学博物館
(株)ジェイアール東日本企画
台東区(台東区役所 危機管理室 生活安全推進課)
東京ミッドタウンマネジメント(株)(東京ミッドタウン)
日本カーライフアシスト(株)
(株)パス・コミュニケーションズ
森ビル(株)(六本木ヒルズ)
・デジタルサイネージシステムベンダー
アイティ・ニュース(株)
シャープ(株)
ソニー(株)
凸版印刷(株)
(株)ナノオプト・メディア
日本電気(株)
(株)バンテン
パナソニック(株)
ピーディーシー(株)
富士通(株)
三菱電機エンジニアリング(株)
・その他関連企業・団体
デジタルサイネージコンソーシアム
デジタルサイネージ総研((株)ジャンムー)
◇調査項目
・市場動向
・市場規模
・デジタルサイネージ事業概要
・デジタルサイネージ納入例 等
◇調査方法
・訪問面接調査
・ヒアリング調査
・Web等公開情報収集等
◇調査期間
2008年8月〜10月
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